インターネットの地番検索サービスを使って住所から地番を調べる方法

住所、住居表示から土地の地番を調べたいという需要は一定数あります。

できるだけ手軽に無料で調べられる方法はないの?と思う方は結構いるのではないでしょうか。

土地の地番を調べる方法はいくつかありますが、その中でも代表的なのは以下の2つでしょう。

  • その土地を管轄する法務局に電話で問い合わせる
  • 地番検索サービスを使ってインターネットで調べる

本記事では、宅建士資格を有した神奈川県の行政書士がインターネットを使って住所から土地の地番を調べる方法をお伝えします。

用意するものはインターネット回線受信可能なメールアドレスの2つです。

もちろん利用料無料で調べられるので是非最後までお付き合いください。

地番検索サービスは登記情報提供サービスの一つのツール

まず、「地番検索サービス」は「登記情報提供サービス」というインターネットで謄本や地積測量図を取得するサービスの一部のツールであることを頭に入れてください。

「登記情報提供サービス」を利用するには、アカウントを作成する必要があります。

アカウントには二種類あります。

  1. 利用料300円(初回登録時のみ)の個人利用者アカウント
  2. 利用料無料の一時利用者アカウント

もしすでに、会員登録済みの方はログインをしてください。

非会員の方は個人登録利用料300円を支払って会員になるか、一時利用の申し込みをし無料で利用することが出来ます。

今回は非会員の方が一時利用で地番検索サービスを使用する手順を説明します。

登記情報提供サービスの一時利用で地番検索サービスを利用する手順

インターネットで地番を調べる流れとしては以下のようになります。

  1. 登記情報提供サービスにアクセスをし一時利用者アカウントを取得する。
  2. 一時利用アカウントで登記情報提供サービスにログインする。
  3. 登記情報提供サービスアカウントページ内の地番検索サービスを利用して地番を調べる

①登記情報提供サービスの一時利用者登録をする

まずは、こちらから登記情報提供サービスにアクセスして一時利用の「利用申込」をクリックします。

登記情報提供サービス

表示された規約と個人情報の取扱を読み、納得できればページ最下位の「同意する」をクリックします。

一時利用者情報を記載します。必須事項は以下になります。

  • 氏名
  • 氏名(フリガナ)
  • パスワード
  • 電話番号
  • メールアドレス

これら全てに記入ができたら「次へ」をクリックします。

登録情報に誤りが無いかを確認し、OKであれば「登録」をクリックします。

少しすると、登記情報提供サービスより登録したメールアドレスにメールが届きます。

10分以上待ってもメールが届かない場合はおそらくメールアドレスが間違っている可能性が高いので、その場合は再度登録をし直しましょう。

送られてきたメールには、登録最終確認のURLとログインに必要な英数8桁のお客様ID番号が記載されています。

まずは、登録最終確認のURLにアクセスをし登録を完了させてください。

以下のように「一時利用者登録が完了しました。」とページが出てきたら完了です。

同ページの「ログインへ」をクリックすると登記情報提供サービスへのログインページが表示されます。

②登記情報提供サービスに一時利用者アカウントでログイン

先程届いたメールに記載されている英数8桁のお客様ID番号と登録時に自分で決めたパスワードを使ってログインします。

ログインするとマイページが表示されます。

通常ここには取得した謄本や地積測量図などの図面等が表示されますが、今回は関係ありませんので、「不動産請求タブ」をクリックしページを移動させます。

③登記情報提供サービス内の地番検索サービスにアクセスし地番を調べる

不動産請求ページ右下にある「地番検索サービス」をクリックし、「地番検索サービス」を起動させます。

地番検索サービス」がブラウザ内の別タブで表示されます。

利用規約を一読の上、「規約に同意します。」にチェックします。

パソコンで利用する場合は「PCで利用します」を、スマホやタブレットで使用する場合は「iPadで利用します」をクリックします。

「地番検索サービス」内に入ると左側に住所(住居表示)の一覧、右側に地図が表示されています。

今回は試しに葉山御用邸の土地の地番を調べてみましょう。

葉山御用邸の住所をGoogle Mapで調べると、「神奈川県三浦郡葉山町一色2038」となっていますので、これをコピーして検索欄に貼り付け、右側の「検索」をクリックします。

そうすると、下に住居表示の候補が出てきますのでこちらをクリックします。

すると、地図が葉山御用邸を示した位置に切り替わります。

地図内に青字で書かれている数字「2038-1」が地番になります。

つまり、葉山御用邸の地番は「神奈川県三浦郡葉山町一色2038-1」であることが分かりました。

まとめ:住居表示から地番を調べるならインターネットの地番検索サービスが便利

以上のように「登記情報提供サービス」の「地番検索サービス」を利用することで、インターネットを使って無料で簡単に地番を調べることが出来るのです。

ただ、注意しなければいけないことは、登記情報提供サービスは数十分利用がないと自動でログアウトしていまします。

しかも、一時利用の場合、一度ログアウトしていまうと再ログイン後はマイページへのアクセスしかできなくなります

つまり、登記情報提供サービスから一度ログアウトしていまうと「地番検索サービス」も使用できなくなってしまいます

利用には再度、一時利用者登録をする必要があります。現状では何度でも一時利用者登録は可能なようですが、もし面倒な場合は登録料300円を支払って個人利用登録をした方がいいかもしれません。