登記はいつ完了する?日数の調べ方【約一週間前後】

  • 登記はいつ完了するの?
  • 登記完了の日数の調べ方を教えて。

こんな疑問に答えます。

結論から言えば、登記は通常約1週間前後であがりますが、各法務局の混み具合によって前後します。

本記事では、神奈川県の行政書士が登記完了までの正確な日数の調べ方と、登記を出す際の注意点を解説します。

登記がいつあがるのか気になる不動産屋さんや、登記中で会社実印の印鑑証明書が取れなくて困っている社長さんには特に必見です。

どうぞ、ご覧ください。

登記はいつ完了するのか?

登記完了は法務局の窓口に申請してから約1週間前後です。

多少は異なりますが、不動産登記でも商業・法人登記でも大体このくらいの期間であがります。

ただし、約1週間前後で確実にあがるというものではなく、法務局の混み具合で前後します。

年末等かなり忙しい時期で申請件数が増えた場合は10日以上かかる場合もあるし、空いていていれば5日程度であがる場合もあります。

こればっかりは、時期や法務局の職員体制にもよるため、登記を出すことが決まった段階で事前に調べておくことをおすすすめします。

注意

相続登記が義務化された2024年4月の不動産の登記は登記完了予定日「1ヶ月後」なんてことがありました。

普通では考えられないくらい法務局が混み合っていました。

登記完了までの日数の調べ方

では、どのようにすれば事前に「いつ登記が完了するのか」調べられるのでしょうか。

もし、自分で調べるなら大きく分けて以下2つの方法があります。

  • 法務局の申請窓口で確認する
  • インターネットで完了予定を調べる

法務局の申請窓口で確認する

まず、1つ目が法務局の申請窓口で確認する方法です。

各法務局の申請窓口のカウンターには、本日登記を出した場合いつ完了するのかを掲示しています。

これを見れば、完了予定日から本日の日付を引いて現在どのくらいの期間を要しているのかがわかります。

また、法務局に行くことが難しい場合は電話で問い合わせれば教えてくれたりします。

インターネットで完了予定日を調べる

もう1つは、インターネットを使って調べる方法です。

各法務局では、公式ウェブサイトにて登記完了予定日を案内していますので、該当ページを見ることで登記完了予定日を知ることができます。

該当ページには、以下3つの登記完了予定日が掲載されます。

  • 不動産(権利)登記
  • 不動産(表示)登記
  • 商業・法人登記

この方法が、最も手軽に全国の法務局の登記完了予定日を調べることができるため、よりおすすめな方法です。

なお、以下のページから、全国の法務局の登記完了予定日を調べることができます。

【全国の法務局対応】登記完了予定日一覧リスト

登記完了を急ぐ場合の注意点

もし、あなたが登記完了を急ぐ事情がある場合は、以下2つのことは気を付けた方がいいです。

  • 登記をお願いする先生に締日を伝える
  • 添付書類に不備がないようにする

順番に見ていきます。

登記をお願いする先生に締日を伝える

まず、締め日が決まっており、それまでに確実に登記をあげなければいけない場合は、事前に先生に相談した方がいいです。

これは言うまでもないかもしれませんが、司法書士や土地家屋調査士等士業の先生方は案件が溜まって忙しい場合、優先順位の高いものからさばいていきます。

もし、あなたが締日を伝えていない場合は後回しにされてしまうことが多々あります。

そのため、事前に先生に締日を伝えておけば、それに間に合う用登記申請をおこなってくれます。

先生の腕次第で依頼から登記完了日までの期間は変わる

なお、最初に登記は約1週間前後かかると、述べましたが、これは先生に依頼してから登記完了までの期間ではなく、先生が申請書類を作成し終えて、法務局の申請窓口に申請を出した時からの日数です。

つまり、「先生の登記申請書類作成時間+法務局に申請から完了までの時間(約1週間)」ということになります。

「先生の登記申請書類作成時間」というのはもちろん先生の腕次第で変わってきます。

仕事の早い先生であれば、サクッと書類を作成して登記申請を済ませてくれますが、遅い先生だといつまでたっても書類が出来上がりません。

そのため「登記がどのくらいでできるか?」というのは一概には言えないのです。

添付書類に不備がないようにする

もう1つの注意点としては、書類に不備がないようにする。ということ。

これは、先生から指示された書類(建築確認済証等)をしっかり揃えられるかということ。

もし、足りない書類等があれば送り直したりとその分、登記申請が遅れます。

そのため、必要書類は送り忘れないようにしたい所です。

書類不備があると法務局で止まる

また、これは不可抗力で依頼主がどうしようもないことなのですが、もし、書類の作成ミス(先生のミス)や法務局の表示係(登記作業をする職員)が追加で書類の提出を求めて来る場合があります。

こうなると、登記作業が1度止まります。

これを補正などて言ったりしますが、補正があると、法務局から先生に補正の電話が入ります。

  • 書類作成ミスがある場合は先生が修正する
  • 追加書類を提出する

これらをするまで登記作業が進まないです。

前者は先生のミスですし、後者は厳しめの表示係担当者にあたってしまうと普段は不要な書類も求められてきたりします。

どちらも、依頼主としてはどうしようも無いことですが、こういうトラブルがありえることを知っておくだけで対応が変わると思います。

登記はいつ完了するか調べる方法:まとめ

以上、今回は登記がいつあがるのか、日数の目安とそれを調べる方法について解説しました。

だいたい何も無ければ、約1週間前後で登記はあがります。

ただ、正確な日数は法務局によるので、インターネットで調べることをおすすめします。

登記をお願いする不動産屋さんにとっては、いつ登記があがるかはかなり重要なことかと思います。

この機会に調べ方を完璧に身につけちゃいましょう。