- 古物商許可申請にかかる期間を知りたい。
- 手続きにかかる最短の日数を知りたい。
こんな疑問に答えます。
本記事では、行政書士が「古物商許可申請にかかる期間」についてわかりやすく解説します。
警察署で申請した後の「標準処理期間」だけでなく、書類集めにどれくらいの日数を要すかの目安をお教え致します。
一読頂ければ、より具体的にスケジュールを組めると思います。
是非、お付き合いください。
古物商許可申請にかかる期間は?
結論から申し上げると、古物商許可申請にかかる期間は「最短約40日〜約2ヶ月」です。
古物商許可申請には大きく分けて「書類集め」「書類作成」「申請」の3つの工程があります。
そして、かかる期間は次のような感じです。
- 期間①:書類集め(最短当日~約2週間)
- 期間②:書類作成(最短当日~約3日)
- 期間③:申請から完了まで(約40日)
詳しく見ていきましょう。
期間①:書類集め(最短当日~約2週間)
まず初めに、書類集めにかかる日数からご説明します。
書類集めには「最短当日~約2週間」ほどの期間を見ておくと良いでしょう。
古物商許可申請は、最低でも以下2種類の公的書類を取得する必要があります。
- 住民票の写し
- 身分証明書
これらの書類は、役所で取得する必要があります。
実際に、役所の窓口に行くことができる場合、最短の「当日」で完了します。
しかし、「身分証明書」に関しては、本籍地の役所で取得する必要があります。
本籍地は、住所地とことなる場合もあり、もしそれが離れた場所にある場合で「郵送請求」で取り寄せる場合、更に時間を要します。
郵送請求の場合、郵送で往復のやり取りを行うことになるため、以下の日数を見積もる必要があります。
- 普通郵便の場合:約2週間
- 速達郵便の場合:約1週間
また、法人の場合は「登記事項証明書」も取得する必要がありますので、この場合は法務局に足を運ぶ必要があります。
これらを考慮すると、書類集めにかかる期間は「最短当日~約2週間」といえます。
期間②:書類作成(最短当日~約3日)
続いて書類作成にかかる日数です。
書類集作成は「最短当日~約3日」ほどの期間で作成することができるでしょう。
前述で取得した書類の記載事項をもとに、以下申請書等を作成していきます。
- 申請書
- 誓約書
- 略歴書
申請書等のテンプレートは各都道府県の公安委員会のホームページにありますので、それらをダウンロードして印刷し、記載していきます。
一日もあれば記載ができるはずです。
一部情報がわからず時間を要す場合でも、3日もあれば完成できると思います。
期間③:申請から完了まで(約40日)
最後に、そろえた書類も持って、警察署に申請に行きます。
申請は、申請書が警察署の窓口に到達してから「約40日」であがります。
これを「標準処理期間」と言い、どの都道府県の公安委員会でも約40日とアナウンスがあります。
もちろん、これは何もなければ概ね40日で完了するという意味であり、何か問題があればその分期間はのびます。
逆に、他の申請がすいている場合は、40日より早く許可がおりる場合も考えられます。
そのため、申請時に窓口の担当者に「現在の混み具合」と「大体どのくらいで申請が通るか」を確認することをおすすめします。
古物商許可申請にかかる期間は?まとめ
本記事では、古物商許可申請にかかる期間がどれくらいなのかを解説しました。
まとめると、古物商許可申請にかかる期間は「最短約40日〜約2ヶ月」です。
内訳は次の通り。
もし、急ぎで最短で申請を完了させたいのであれば、書類集めは「実際に窓口に行く」。それが難しいようであれば、「速達郵便で郵送請求」を行うなどして、時短するしかありません。
また、書類作成は慣れていればそんなに時間がかからないので、前もって記載例等を確認しておくとスムーズに進みます。
なお、警察署の窓口では「なんとしてでも、早く許可を下ろして欲しい!」などとごねることは、逆効果になりえますのでおすすめしません。
あくまで、混み具合や申請までの見通しの確認と、「できれば、早めに。」くらいのお願い程度にとどめておくべきです。
以上、古物商許可申請にかかる期間把握のお役に立てれば幸いです。
▼ 自力での申請が難しいという方には、当事務所が代わって申請することができますので、ぜひご相談ください。